327. 田島さんと吉村さん / トゥーゲントハット邸 |
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2018年 07月 05日
金曜日、仕事を終えるとブルノへ向かった。プラハから東へ2時間ほど、チェコ第二の都市にはミースが設計した『トゥーゲントハット邸』がある。 共産時代のホテルを改修したヴェストウェスティンホテルで一夜送った3人(発起人TさんとYさん)はタクシーに。「わかるかなぁ?」運転手は迷いなく、この邸宅の人気を知った。 予約制・ガイド付き(チェコ語と英語)見学になり、時間まで周辺をぶらぶらする。敷地は芦屋並みに傾斜があり、水平線を強調した構成の白い建物は前面道路からエントランスにさり気なく導く。 時間になり少なからぬ見学者と共に中へ。内部写真撮影はすごく高かったので諦めた。(内部写真2つは同館HPから) 庭を見下ろす見晴らしの良いテラス側から家の中へ案内される。できればすっきり明るい(2階建ての)上階にある玄関から入りたかった。 ベッドルームや半端ないハイサイドライトのあるバスルームを見ると下階へ。黒いピアノのあるリビングは床から天井までの大開口窓で庭とヴィジュアル的につながる。 幅5メートル、高さ3.5メートルほどのガラス窓、枠の三方向は固定に見える。デティールのプロYさんが「開くのかなぁ?」窓の下部形状を見てつぶやく。ガラス窓は電動(地下にモーターがある)ですっぽり下部に収納できるらしい。大胆にして今も動くのだろうか? 同じように下から迫り上がるシステムは、『ヴェルサイユ宮殿、プチトリアノン』にもあるらしいから、欧州では驚くほどではないのかも 4本のアングルで十字型にした鏡面仕上げの柱、素材勝負のオニキスのパーティション、グラフィカルな木目の板をさらりと使ったアール壁などミース・ワールド満開。21年後の『ファンズ・ワース邸』より現実的ながら、はっとするデザインの連続にぐいぐい引き込まれた。(ちなみにコルビュジェの『サヴォア邸』はトゥーゲントハット邸同時期) 「70年前(2002年当時)この家ができていたのは驚きだけど」とTさん。「それから現代建築は右往左往しながら、この枠を出ていないのでは?」 見学は1時間ほど。町に戻って、『Hotel Avion』(1928年、設計:ボフスラフ・フクスBohuslav Fuchs)、8メートル×奥行34メートル×9階建て、50室の小さなホテルへ寄る。『チェコ機能主義建築』を代表する一つだが、内も外もかなり錆びついていた。【写真↑↓】改修されているらしく(2018年)名建築として蘇るのかもしれない。帰りはタクシーでウィーンまで(プラハより近い) 想えば欧州にいた7年(2000年7月~2007年3月)、建築を見るためだけに泊りがけで出かけたのはこの1回きり。お誘い頂いたTさんYさん、ありがとうございました 名称 (様式等) : トゥーゲントハット邸 (インターナショナル様式) 場所 : チェコ、ブルノ 設計 (竣工年) : ミース・ファン・デル・ローエ(1930年) 訪問日 (評価) : 2002年6月29日 (90点)
by katouhir
| 2018-07-05 20:47
| チェコ
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