326. メルヘンゼロ / ペテルカ館、ウルバーネック・ハウス、アドリア宮殿 |
カテゴリ
全体 日本 中国 香港・マカオ 台湾 フィリピン ベトナム カンボジア ラオス タイ マレーシア ブルネイ シンガポール インドネシア ミャンマー ネパール ブータン スリランカ インド ヨルダン イスラエル ウズベキスタン トルコ ギリシア 英国 フランス イタリア スペイン ポルトガル ドイツ オランダ ベルギー ルクセンブルク オーストリア ポーランド チェコ ハンガリー クロアチア スロベニア ルーマニア ブルガリア デンマーク ノルウェー スウェーデン フィンランド エジプト ジンバブエ・ザンビア 南アフリカ オーストラリア アメリカ合衆国 メキシコ キューバ ブラジル アルゼンチン ウルグアイ ペルー ボリビア 以前の記事
2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2021年 10月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 10月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 フォロー中のブログ
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2018年 06月 28日
第二次世界大戦に耐えたプラハは中世の建物だけでなく、20世紀初めの面白い建物が街並に何気なく挿入されている。 いくどとなく通ったプラハのシャンゼリゼ、『ヴァーツラフ広場』には名作『ペテルカ館』がある。アール・ヌーヴォーにしてはシンプルなファサード、右隣の艶やかな建物のほうが目立っている。店舗、事務所の間口3スパン、(見た目最上階)5階のレリーフが特徴となる。【写真↑】 この建物を設計したヤン・コチェラは19世紀末ウィーン分離派、『カールスプラッツ旧駅舎』で有名な巨匠オットー・ワグナーに師事。その後プラハに戻って後進を指導した。 (10ほどしかない)彼のもう一つの作品、『ウルバーネク・ハウス』は、ペテルカ館と異なる剛直な赤い外装で、横連窓のビルと並ぶ姿に違和感はあまりない。【写真↑】 ポツ窓が規則的に並び、まぐさ部分の模様がアクセントになる。太く縁取られたファサード外周にはとってつけたような三角破風。3スパンの実直そうな建物の中にはホールがありコルビジェ、グロピウス、ロースらの講演会も開かれというから当時から建築的に評価されていたのだろう。 その時コルビジェが『(古代オリエントの)アッシリア風建築』と評したという『アドリア宮殿』は、ウルバーネク・ハウスに近い角地にある。。アッシリア建築って? 一目でそれとわかった。 町に城塞を?繰り返される彫の深いファサードはスケールを間違えたような不思議さ、宮殿ではない。チェコの民族色、赤・白で彩られるがメルヘンもゼロ。アドリアはオーナーであるイタリアの保険会社名からきている。ピカソが起こした20世紀初めの潮流『キュビズム』を展開した(チェコにしかない?)『キュビズム建築』を見る貴重な機会になった。 そんな風に市内の多様な建物を巡回したのはアパートを借りていた時期ではなく(現時点2018年で)プラハへ行った最終回、2007年になる。僕にとっていつでも行けると思って行かなかった好例になる。 名称 (様式等) : ペテルカ館 (アール・ヌーヴォー)、ウルバーネク・ハウス (モダニズム)、アドリア宮殿 (キュビズム) 場所 : チェコ、プラハ 設計 (竣工年) : ペテルカ館 :ヤン・コチェラ (Jan Kotera 1899年)、ウルバーネク・ハウス :ヤン・コチェラ (1912年)、アドリア宮殿 :パヴェル・ヤナーク他 (P.Janak 1925年) 訪問日 (評価) : 2007年2月10日 (60点)
by katouhir
| 2018-06-28 21:17
| チェコ
|
ファン申請 |
||