325. シャツが出る / ティーン教会と旧市街広場 |
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2018年 06月 22日
中東欧の多くの町が第二次世界大戦で爆撃を受けた中、プラハは奇跡的にほとんど被害を受けなかった。 『百塔の街』の異名もある街並に中世らしい暗さが残る一方、中心にある『旧市街広場』は華やか。 当初139×193メートル、ヨーロッパ最大の広場だったとも言われる。今は長辺でも120メートルほどイイ感じのサイズになって、広場に突出した『旧市庁舎』の高い塔(14~19世紀、塔へ上がれる)が目立つ。【写真↓】 広場を囲む建物は4,5階建てのアースカラーの建物。その街並から一歩下がって『ティーン教会』(正しくはティーン税関前の聖母マリア教会)の双塔がそびえる。高さ80メートルの塔の屋根それぞれに発射しそうな小塔が2段8個飾られ【写真一番↑】スタイリッシュというより暑苦しい。 広場の対角からギザギザに天を衝く方に寄り付く。がそれらしい建物はない。教会はどこに消えた? 店かレストランっぽい尖がりアーチの洞窟を分け入ると教会に入ることができた。【写真↓】 宗教戦争に敗れたフス派穏健派(プロテスタント。ティーン教会の元持ち主)が、カトリック教会への変更を阻止すべく建物で塞いだといわれる。市庁舎から教会の西正面を見るとよくわかる。【写真↓】 前を塞いで阻止できる?よく考えるとおかしな話だ。(今はカトリック教会)中はゴシック様式からバロック様式まで混在している。写真もなく(撮影禁止)記憶は淡い。それより毎週月~金でチェコへ出張していた時 「今日は違う店に行こう」珍しく残業食に来て、暗くなりはじめた広場を小走りに横切った。「かとちゃん(ズボンの)背中からシャツ出てるぞ」 仕事に追われる日々、意図せず中世の空間へ迷い込んだ違和感は心地よく今も残る。 名称 (様式等) : ティーン教会と旧市街広場 (ゴシック様式~バロック様式) 場所 : チェコ、プラハ 設計 (竣工年) : ティーン教会:ペーター・パーラー他(14~16世紀) 訪問日 (評価) : 2007年2月10日 (65点)
by katouhir
| 2018-06-22 20:26
| チェコ
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