262. 儲からない歴史 / セター・パレスとヴィエンチャン |
14世紀にラーンサーン王国が成立し、1560年から首都として栄えてきたにしてはあまりにも謙虚。植民地全盛時代に(儲からないからと)取り残された歴史を実感する。
エントランスロビーからレストランにかけてのクラシカルなデザイン、プールのある中庭や緑豊かなゆったりした空間などここだけはリゾート感が充ちている。
一応近代的な建物で中央が吹抜け1、2階は洋服や宝石売り場で賑わっているが、3階から上は真っ暗。エスカレータもあるが2階から上は止まっていてびっくり。2004年に訪れてインパクトを受けた(ルーマニアの首都)ブカレストの百貨店を思い出した。この国の伸びしろも少なくない。
隣国タイにも似た食事はどこで食べても日本人にあうほどよい薄味で美味しく、そんなところにも潜在的なポテンシャルを感じた。
場所 : ラオス、ヴィエンチャン
設計 (竣工年) : セター・パレス:? (1932年、改修2004年)
訪問日 (評価) : 2017年10月22日 (50点)(朝食、税・サ込み≒15,800円)