215. フランスVSドイツ / ノートルダム大聖堂(パリ大聖堂) |
(シャンゼリゼ通りができたのは17~18世紀というから)パリ随一の歴史を持つシテ島にフランス・ゴシック建築を代表する『ノートルダム大聖堂』(通称ノートルダム寺院)がある。フランスでよく聞く教会名ノートルダム=『聖母』で、教会堂が聖母に捧げられ(聖母を守護聖人としている)ことを意味する。
1988年初めてここを訪れた時、教会正面の塔は内部(礼拝スペースの)断面形状にリンクしないことさえ知らなかった。欧州で暮らし、教会の基本をかじった2003年に訪れたノートルダムは二度目にしていっそう新鮮だった。南面にかかった工事ネットが鬱陶しいのと入場時間を過ぎたため中に入れてもらえなかったのは残念だったけれど。
エレガントなノートルダムと(同じゴシック様式ながら)ストイックな『ケルン大聖堂』で味わいは異なる。フランス人とドイツ人の違いを見るようで比較するのもまた面白い。
場所 : フランス、パリ
設計 (竣工年) : ? (1330年頃、着工1163年)
訪問日 (評価) : 1988年11月、2003年4月18日 (91点)