202.アウディトリオ・デ・テネリフェ |
大瀧詠一の歌からグアム・ハワイ的な南国リゾートと思っていたカナリア諸島。
アフリカ大陸の西側にあり、大航海時代は中継地として昨今は遠洋マグロ漁の寄港地として大西洋の要衝にある。日本から飛行機を3つ乗継ぎ、七島の中心であるテネリフェ島へ行くと、砂浜に陽光が煌くゆるさはなくて欧州らしい生活感のある海辺の街だった。
ラグーナ旧市街をぶらついた後、州都サンタ・クルスに来て目を疑った。なんだ、これは?
ちょうど『エル・コグレ・イングレス』(百貨店)が前にあって、家族が買い物しているすきに近付いて眺める。コンクリートに覆われた殺風景な広場?に白昼夢のように脈絡がなくそれは聳える。休館日らしく閑散として中へ入るすべもなかったが、サイズからするとオーディトリアム?
そして記憶にはモニュメントとビルディングのボーダーとして微妙に刻まれた。
場所 : スペイン、カナリア諸島、サンタ・クルス・デ・テネリフェ
設計 (竣工年) : サンティアゴ・カラトラヴァ Santiago Calatrava (2003年)
訪問日 (評価) : 2010年3月26日 (64点)