179. ビシャン・コミュニティ図書館 |
『ビシャン・コミュニティ図書館』はその駅前にある地下1階、地上5階の図書館で直方体の建物は大きな庇がかかる。ファサードのガラス・カーテンウォールは本棚から本を取り出すことを想わせる10個のガラス箱が飛び出す。
正面側のガラス箱は1,2人用(外からまる見え、床に座る)個室、内部側はもう少し大きくて家具が入った打合スペースとして活用されていた。
インテリアは間仕切り壁に代わって書架がほどよいプライベート感を与える。(大きな庇がかかった5階ペントハウスに上がれなかったのは残念だったが)全面ガラス窓で明るく(4階はちょっと暑い)、ダクトむき出しの天井とポップなカラースキムの相性もよく、軽快で楽しげ。
Public Libraryの名にふさわしくハードとしての建物もいいしその使われ方もまた素晴らしい。
場所 : シンガポール
設計 (竣工年) : ルック・アーキテクツ Look Architects (2006年)
訪問日 (評価) : 2016年12月12日 (58点)