177. ナンヤン工科大学 ラーニング・ハブ |
こんなことでもないと来ないMRTの終点ジュークーン駅からタクシーに乗って行き先を告げるとドライバーは、「ナンヤン工科大学はわかるが、それはわからない」行けば構内入口の守衛に訊いてわかるだろう。
「あれだ!」パースで見た通りの外観、とうもろこしが束になったような個性的な姿を見つけて車を停める。
来るまでは建物に入れてもらえるか心配だったが、守衛室が無いように誰でも入って(鍵のかかった個室以外)自由に見られた。
楕円のスペースにぽつりぽつり学生が陣取ってPCを眺め叩く。同じようなことを30年前には混み合う図書館や喫茶店でやっていたっけ。そんな進化への感慨は造形美のインパクトに負けなかった。
場所 : シンガポール
設計 (竣工年) : Thomas Heatherwick トーマス・ヘザウィック(2015年)
訪問日 (評価) : 2016年12月12日 (76点)