175. ワット・マハタートとワット・プラ・シーサンペット(アユタヤ歴史公園) |
先週、お客様に伴って多くの遺跡が残る『アユタヤ歴史公園』へ初めて訪れた。
1767年ビルマ軍に破壊されほとんどの仏像は首から上がない。そんな仏頭の一つがたまたま樹間に落ちたものだろう。木の間に浮かび上がった顔は歴史を忘れる穏やかさだが。勝者は精神的なよりどころになる宗教施設をばっさり壊す戦争のルールは今も昔も変わらない。
寺院中央にスリランカ様式と呼ばれるネジネジ円錐形の白い塔が3つ並んでいるのが際立つ。ここに三人の王の遺骨が納められ(バンコクのエメラルド寺院にあたる)王族の守護寺院ともいわれる。
そして暑い。バンコクよりも暑い(たぶん)。案内してくれたOさんが「(入口にある)樹に埋まった仏頭だけ見て帰った人もいました」と言うが、それもわからないでもない。
場所 : タイ、アユタヤ
設計 (竣工年) : ?ワット・マハタート(14世紀)、ワット・プラ・シーサンペット (15世紀)
訪問日 (評価) : 2016年11月19日 (68点)