078.ヴィスマ・ダルマラ |
折り重なった三角形の白い庇に緑が垂れた個性的なファサード、設計は巨匠ポール・ルドルフ。オフィス・ビルだから縁が無かったが、歯医者が入っていると聞いて昼休みに行ってみた。
初めて見るオフィス入口のキャノピーは低く、ロビーに吹抜はあるもののエレベータ・ホールは狭くいささか窮屈で時代を感じさせる。(1990年竣工) 中で写真を撮っていると守衛がダメと言ってきたので早々に退散した。
抜け具合・スケール感がほど良く、外観と統一されたデザイン、レストランへの採光にも役立つ個性的な空間になっている。イイね
安食堂にふさわしく高密度、けれども床をスキップさせ、黄緑色をアクセントに(外観なりに)壁は曲がって悪くない。ルドルフのオリジナルからこのキャンティーンはどれほど変わったのだろう?そんなことを想いながらお茶をすすった。
場所 : インドネシア共和国、ジャカルタ
設計 (竣工年) : ポール・ルドルフ(1990年)
訪問日 (評価) : 2016年4月7日 (73点)