048.エルサレムの旧市街 |
エルサレムの旧市街は城壁(高さ5-15メートル、距離4.5キロ)に囲まれ、8つの門からしか入れない。ホテルはダマスカス門近くの城外にある。「ダマスカス門へはどう行くんですか?」「今日はラマダン最後の金曜日で混んでいて入れないよ」そう言われても、もう2時だし明朝ここを出る。ホテルを出ると別の人は、「ダマスカス門は無理だが、別の門ならいけるかも、この道を行って。。Good luck」
旧市街に入ると意外にすいている。両側にぎっしり家がならび、石畳の狭い道はランダムに曲がって見通しが悪く、トンネルのように建物を通り抜け、アップダウンも多い迷路のような街並み。モロッコでもこんな街を歩いたのを思い出す。まず『ダビデの塔』(紀元前20年に起源をもつ要塞で今は博物館)を目指した。ところが道に迷って何人もの人に尋ねてもたどり着かない。
「ピザ食べ切れないので、よかったら食べません?」彼女から声がかかった。「ダマスカス門は入れなかったかもしれませんね。このそばの新門はすいてましたよ」彼女はかかってきた携帯にアラビア語で話している。「アラビア語、案外簡単ですよ、読むほうはちょっと」普通アラビア語は読めない。名刺には、『東京外語大学 助教 博士』 水戸黄門の印籠みたいな神々しさがそこにあった。
彼女に案内されたダビデの塔はすぐそばだった。お礼を言って入口向かうと嫌な感じがした。チケット窓口は閉ざされ『金曜は2時まで』
場所 : イスラエル、エルサレム
設計 (竣工年) : (現存するもの多くは16世紀)
訪問日 (評価) : 2012年8月17日 (77点)