022.クスコのアルマス広場 |

その中心がアルマス広場。アルマスはスペイン語で武器を意味し、首都リマにもアルマス広場はあってクスコの固有名詞ではない。

かつてインカ時代の痕跡は各所に残り、街並の、『12角の石』、『14角の石』と呼ばれる隙間無く積まれた石壁は観光名所になっている。

アルマス広場では鼓笛隊の行進が始まり、インカ時代を思わす民族衣装をまとった子供たちが続く。カルメンの祭りらしい。小学1年生を先頭に中学3年生まで各学年2~3チーム、計20チームといった感じ。それぞれのチームが異なる衣装、音楽で踊る。行進のゴール、アルマス広場の『カテドラル』で舞い終わる。

アフガニスタンやシリアの遺跡が破壊されるように、そんな熱意は今も昔も変わらない。建物は変えられても文化は残る。すっかり暗くなった広場にインカの調べが流れ、石畳の上で踊りは続く。

場所 : ペルー共和国 クスコ
設計 (竣工年) : (11世紀~。カテドラル17世紀)
訪問日 : 2015年7月15日 (85点)