193.レイナ・ソフィア・アート・センター |
空港から街に入ると『プエルタ・デ・エウローパ(ヨーロッパの門)』と呼ばれる27階建てツインタワー(設計:ジョンソン&バーギー、1996年竣工)が出迎える。ハの字型の線対称のビルが大通りに対峙した姿は印象的でいささか漫画的だ。
一般的にはピカソの名作『ゲルニカ』が有名なプラド美術館の分室であり、建築的には18世紀後半竣工の『サン・カルロス病院』からコンバージョンされている。
建物内部はロの字型の病院建築。1階の企画展ではガウディ、4階の常設展では解釈の難しい現代絵画が見られた。オリジナルの中廊下はつぶされ、病院らしい多くの窓もつぶされ普通の美術館っぽくなっている。
この背面に三角形の建物が増築された模型が展示されている。竣工は3年後(2005年)、再び行く機会があればと思う。
場所 : スペイン、マドリッド
設計 (竣工年) : フランチェスコ・サバティーニ(18世紀後半)、ヴァスケス&イニグエス+イアン・リッチー改修 Vasquez & Iniguez+Ian Richie (1990年)
訪問日 (評価) : 2002年12月26日 (62点)