091. ワットプラケオ(タイ王宮) |
「前に来た時、見たのと違う?」とあまり乗り気ではなさそう。確かに見た。ユーモラスな仏像、金色の仏塔、キラキラした陶片の華やかさなど断片は覚えているが、風景がうまく思い出せない。実物を見ると失った記憶はどのように補正されるのだろう?
王宮内に寺院がある。本尊の緑色の仏像がエメラルド仏と呼ばれることから『エメラルド寺院』(タイ語で『ワットプラケオ』)と呼ばれる。きらびやかで民族的な建物が乱立しタイを代表する名所で、王宮観光=ワットプラケオ見学と言える。
造形の精緻さや空間の緊張感こそないが、非日常的なエネルギーは満ち満ちている。観光バンザイ!境内は中国人団体客であふれ、ジャカルタ以上に蒸し暑く、友人が乗り気ではなかったのも理解できた。
場所 : タイ王国、バンコク
設計 (竣工年) : ? (1784年、以降増築多々)
訪問日 (評価) : 1988年、2012年5月20日 (68点)