038.タナロット寺院 |
幾多の寺院のなかで最初に思い浮かぶのはタナロット寺院。干潮時は陸続きになる小島に建ち、バリ島の(インドネシアの、あるいはアジアの)モンサンミシェルと呼ばれる。
立入禁止のゲートを無視して上陸。しっかりした階段が建物へと続く。バリでは珍しくないヒンドゥーの藁葺き小屋が数棟、小塔が一つこじんまりまとまる。崖下を見下ろせばインド洋の荒波がやかましいほどに押し寄せ、旅情をかきたてられた。
タナロットを借景にコース設計したノーマンもさすがだが、神々が降臨する場所にこの島を選んだ先人のセンス、風景を形作る寺院の建物配置も絶妙。イイね
場所 : インドネシア共和国、バリ島
設計 (竣工年) : ? (16世紀)
訪問日 (評価) : 2013年1月14日 (70点)